クーリエism クーリエのヒトとビジョンを伝える

やりたいことは変わらない。大企業の経営企画から業界特化型プラットフォームへ

2021年12月6日
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こんにちは。ビジネスアライアンスチームのリーダーをしていますムラカミです。前職は介護業界の大手企業で、経営企画として10年以上勤務していました。

なぜ長年勤めた会社を離れる決心をしたのか。転職先にクーリエを選んだのか。具体的なエピソードとともにお伝えできればと思います。

“今、生きているな”と実感できる仕事は楽しい

入社して配属されたのは「経営企画」。事業戦略を立てたり、業績を分析したりなど、会社の成長や事業全体にかかわる業務を経験してきました。

経営企画では事業の方針決定者である人たちと一緒に仕事をする機会が多く、自社が抱える数多くの介護施設の運営の舵取りや、重要な意思決定の瞬間を間近で見ることができる環境でした。

携わる仕事のスケールも大きく充実感もありましたが、一つだけ気になる点がありました。それは「現場がどう変わっているのかリアルに実感することができない」ということ。入社10年目にして当初の目的であった「人々の暮らしを良くするために役に立ちたい」という思いに立ち返り、会社に願い出て介護部門へ異動しました。

介護部門では在宅介護関連の企画を行うことになりました。現場の声を戦略や企画に盛り込んでいくので、実施後に得られる反応もとてもダイレクト。メインで行っていた「事業所の収益改善」では、従来の営業の仕組みの見直しを行いました。

これまでの成果を分析し、職員の営業が最も効率良くご成約に結びつくよう、営業を行う時間や曜日、それを盛り込んだ一週間のスケジュールを提案。職員が自分の思うままに行っていた営業を全職員共通のルールとして再構築することで、負担を最小限に抑えて売上アップを図る仕組みをつくりました。

また、通所介護事業所の職員や利用者の方からのご要望を受けてカラオケを導入したときには、「利用回数が少なかった方も頻繁に来るようになりました」とフィードバックがありました。自分の仕事の成果を実感でき、「ああ、仕事って楽しいな。今、生きているな」と感じた瞬間でもありましたね。

真の顧客志向を目指して転職を決意

介護部門で3年間働いていましたが、ふと仕事を進めるときに自分の中に「甘え」があることに気がつき、大きな焦燥感を覚えました。

勤務中にやり取りがあるのは、自社で運営している介護事業所や長いつき合いのある取引先がほとんど。関係性も強固に構築されていて、私が参加したときには自分たちの提案や企画が通りやすい環境がすでに整っていました。それが、「甘え」につながっていたのだと思います。

また、介護事業所を全国的に運営していることもあって、お客様に対しては基本的に自社が提供できるサービスを紹介します。一方通行の提案に、「本当は別の企業が運営している事業所のほうが、お客様のニーズに合っているかもしれない」と不安に感じることもありました。限られた選択肢の中からお客様に選んでもらうのではなく、あらゆる可能性や価値の提供を社内・社外問わずに提案。その中から「最もお客様に最適なサービスを見つけていただきたい」という思いが強くなりました。

「真の顧客志向」を追求するためには、この環境を離れてゼロからスタートするのが最短ルートであると考え、転職を決意しました。

多様な選択肢を提案し、楽しみながら仕事をするクーリエに共感

転職先を探すときのポイントは、13年間のキャリアで培った分析力や、その結果を具体的な解決策へ落とし込み、事業改善に向かって取り組むスキルを“裁量を持って”活かせる職場かどうか。エージェントを介した転職活動も進めていたのですが、唯一自分で採用情報を見つけて応募したのがクーリエでした。

前職時代によく見ていた「みんなの介護」の運営会社だと知り、俄然興味が湧いてきました。

コーポレートサイトにあった、「きちんとした情報があれば、人はもっと良い選択ができる」という考えに感銘を受け、私が転職を決意した思いに通ずるものを感じました。その一方で、「数字を見るクーリエ」で「犬派・猫派」のグラフや職場で履いている靴の種類なんかを出しているところがユニークだと感じました(笑)。「真面目なことをしながら遊び心もある会社なんだな」と思いましたね。

また、創業から10年も経たないうちに老人ホームの施設掲載数第1位を誇っていることも、クーリエという会社に勢いを感じたポイントです。ここならほかにはないスピード感ある仕事をできるのではと応募しました。

物事の判断と初動の速さに爽快感を覚えた

入社して最初に配属されたのは、クライアントサポートを行っているチームでした。お客様からいただいたご入居の相談を円滑に進めていくため、介護施設を運営するクライアントとコミュニケーションを取りながら、スムーズにお客様がご入居いただけるようサポートを行います。

半年弱クライアントサポートチームで仕事をし、現在はビジネスアライアンスチームのリーダーを務めています。サービスの品質改善やご成約状況を分析し、自ら課題を早期発見・解決していくことが求められています。転職時に考えていた「真の顧客志向」の追求が実現し、やりがいを感じています。

また前職は大企業ゆえに、経営にかかわる意思決定は早くても1ヵ月はかかっていました。しかしクーリエでは「やるべきこと」は即日で判断され、その日のうちに動き出します。ベンチャー企業だからこそ、意思決定と初動が早い。そういった社風にとても清々しい思いがしました。

とりわけ感動したのは、部署の垣根なく横断的にサービス品質の向上のため一緒に歩みを進めるところ。例えばシステムの改修を提案した瞬間から、開発部などの関連部門が「それであればこうするのはどうか」と、進んで提案し意見交換をします。一丸となって事業を推進できる環境です。

私自身、「みんなの介護」はクライアント様にとって自信を持ってご提案できるサービスだと思っていますし、さらに磨き込むことで、今まで以上に「みんなの介護」の魅力と付加価値をしっかりと実感していただくことがミッションだと考え、日々の業務に取り組んでいます。

意思決定のスピード感について、人によっては「見切り発車にならないか」と心配される方もいるかもしれません。もちろん事前のリサーチや検討は重要ですが、動き出さないとわからないこともあります。ここに来て私も、悩んで手を止めるよりも、まわりを巻き込んで動き出したほうが課題解決のスピードが上がるといった経験を何度もしました。

失敗を恐れるのではなくチャレンジすることを評価し、たとえ失敗しても高速でPDCAを回すことで常にサービスの改善を続けていく。クーリエでの働き方は非常にエキサイティングな環境だと思っています。

互いのスキル・経験を尊重しながら全員でゴールに向かっていく

クーリエの社員の特徴は、事業として達成すべきゴールに対して、部署やチームが異なっても同じ方向を向いて仕事をしていくところ。個としての力だけではなく「全員が同じ目標を目指して全力でやっていこう」というスタンスで、お互いのスキルや経験を尊重しながらスクラムを組んで進めていける風土があります。

仕事のスピード感が早い分、課題やミッションを乗り越えたときに感じる達成感や、得られる経験値も格段に大きいです。入社時の自分と今の自分を比べても、物事の判断力や思考力が研ぎ澄まされていっていることを実感しています。

ドラクエに例えるなら前職で倒していたのはただのスライム。数を多く倒してもなかなかレベルアップはできません。対してクーリエでの仕事はすべて”はぐれメタル”(笑)。倒すのは大変だけど、その後の経験値も段違いです。今後も個の力を結集させることで、社会へより良い選択肢を提供し続けたいと思います。

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