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【官公庁経験歓迎】パブリックアフェアーズマネージャー(行政DXコンサルタント/ロビイスト/政策渉外/GR/パブリックセクター)の求人(中途採用)

パブリックアフェアーズマネージャーとはどんな役割か

ミッション

私たちの革新的なヘルステックプラットフォーム(介護DXソリューション等)の社会実装を加速させるため、既存の法規制や制度、社会的慣習といった「外部環境」そのものをアップデートすることがミッションです。単なる事業推進に留まらず、中央省庁、政治家、業界団体、アカデミアといった多様なステークホルダーを巻き込み、社会課題解決に向けた「新たなルール」を能動的に形成します。テクノロジーが持つポテンシャルを最大限に引き出し、日本の医療・介護業界の構造的課題(生産年齢人口減少、社会保障費増大等)の解決を政策レベルから牽引する、変革の中核を担います。

募集背景

私たちは「テクノロジーによって新しい価値を創造し、一人ひとりのより良い未来をつくる」というミッションのもと、AIやデータを活用したヘルステック領域でプラットフォームビジネスを展開しています。主力事業である介護事業所向けDXソリューションは、業界内で確固たる地位を築いています。

一方で、私たちの事業が真に社会インフラとして普及し、業界全体の構造変革を成し遂げるには、既存の法規制(介護保険法など)や介護報酬といった制度、さらには長年の業界慣行といった「壁」が存在します。特に、2024年の同時改定(診療報酬・介護報酬)や医療DXの国家戦略など、政策環境は大きな転換期を迎えています。

この千載一遇の機会を捉え、当社のテクノロジーが持つ社会的価値(業務効率化、データ利活用の推進等)を政策決定者に正確に伝え、イノベーションを促進する「ルールメイキング」を主導するために、CEO直下で公共政策戦略を担うパブリックアフェアーズ部門を新設(または強化)します。当社の成長と日本の医療・介護の未来を、政策面からデザインしていただける戦略的なリーダー・実行者を募集します。

パブリックアフェアーズマネージャーのやりがい

  • 社会変革の「当事者」になれる: 自社の革新的なサービスが社会に実装されていくプロセスを、自ら戦略を描き、最前線で推進できます。「街の様子を変える」「世の中のあたりまえを創る」という、極めて手触り感の強い社会貢献を実現できます。
  • 経営と一体となった戦略実行: CEO直下、あるいは社長室所属として、経営陣と日常的にディスカッションを行い、事業戦略とPA戦略を一体として立案・実行します。自らの働きかけが、会社の経営判断や事業の方向性にダイレクトに反映される醍醐味があります。
  • 業界の「ルールメイカー」としての経験: 成長著しいヘルステックという未成熟な市場において、単なる規制の「受け手」ではなく、業界の健全な発展とイノベーションを促す「ルールメイキング」の主体者として活動できます。これは、他では得難い希少なキャリア価値となります。
  • 日本の中枢を動かすダイナミズム: 中央省庁の課長・室長クラス、国会議員、業界団体のトップ、有力なアカデミアなど、日本社会の中核を担うトップリーダーたちと直接対話し、国の未来(あるべき医療・介護の姿)を議論し、コンセンサスを形成していくダイナミックな経験を積むことができます。

パブリックアフェアーズマネージャーの仕事内容

業務の概要

CEO直下の戦略部門として、当社グループ全体の公共政策(パブリックアフェアーズ)戦略の策定から実行までを一貫して担います。国内外の政策動向、法規制、業界トレンドを緻密に分析し、事業成長を最大化するとともに社会的受容性を高めるための「攻め」と「守り」の戦略を立案。政府機関、国会、自治体、業界団体、メディア等との多層的かつ良好な関係を構築・維持し、政策提言、ロビイング、意見発信を通じて、事業環境の整備と新たな市場創出を主導します。

具体的な内容

1.リサーチ&アナリシス(情報収集・分析)

  • 政策動向モニタリング:
    • 中央省庁(厚生労働省、国交省など)の政策動向(審議会、検討会資料、パブリックコメント、予算概要等)の常時ウォッチングと分析。
    • 特に医療DX、データヘルス改革、オンライン診療、介護DX、AI利活用、個人情報保護に関する法規制・ガイドラインの最新動向の把握と社内への影響分析。
    • 診療報酬および介護報酬改定の動向リサーチと、自社サービスへの影響(ポジティブ/ネガティブ)の試算。
  • 政治動向リサーチ:
    • 国会(本会議、予算委員会、厚生労働委員会等)の議論のモニタリング。
    • 与野党の政務調査会(部会)における関連領域(医療・介護・デジタル等)の議論の把握。
  • ステークホルダー分析:
    • 関連するキーパーソン(官僚、政治家、有識者、業界団体幹部、競合他社PA担当)のマッピングとスタンス分析。

2.ストラテジー(戦略立案)

  • PA戦略の策定:
    • 事業戦略(中期経営計画)と連動した、中長期のパブリックアフェアーズ戦略ロードマップの策定とKGI/KPI設定。
  • ルールメイキング・シナリオ設計:
    • 新規事業の社会実装に必要な法規制の論点整理と、規制緩和・新ルール制定に向けた「アプローチシナリオ(どのステークホルダーに、どのタイミングで、何を提言するか)」の設計。
  • アドボカシー・プランニング:
    • 政策提言活動(ロビイング)の具体的なアクションプラン策定。
    • 補助金・政府調達(国家プロジェクト)獲得に向けた戦略立案。

3.エンゲージメント(渉外・関係構築)

  • Government Relations (GR):
    • 中央省庁(特に厚労省の医政局、保険局、老健局、デジタル庁等)の担当者(室長、課長補佐クラス中心)との定期的かつ建設的な意見交換の実施。
    • 国会議員(特に厚生労働部会)およびその政策担当秘書との信頼関係構築、レクチャー実施。
    • 地方自治体(都道府県、市区町村)の担当部署(健康福祉課、デジタル推進課等)との関係構築、連携協定の締結交渉。
  • Stakeholder Relations:
    • 関連業界団体(経団連、新経済連盟、医療系・介護系団体、ヘルステック関連協会等)への加入、および委員会・分科会活動への積極的参画、運営サポート。
  • アカデミア連携:
    • 大学病院、医学・工学系の著名な研究者(KOL)との関係構築、共同研究や実証実験の企画。

4.アクション(実行・推進)

  • 政策提言:
    • 政策提言書、要望書、ポジションペーパーのドラフト作成、レビュー。
    • 審議会等へのヒアリングに向けた想定問答、プレゼンテーション資料の作成。
    • 意見公募(パブリックコメント)への提出意見の作成。
  • ロビイング活動:
    • 設計したシナリオに基づき、関係省庁や議員への個別の働きかけ(レクチャー、陳情)を実行。
  • エビデンス構築:
    • 政策提言の裏付けとなる「エビデンス(費用対効果、業務効率化、医療の質の向上データ等)」を構築するため、自治体や大学病院と連携した実証実験(PoC)の企画・プロジェクトマネジメント。
  • 世論喚起(PR連携):
    • PAの目的(社会的受容性の向上)に沿った、シンポジウム、勉強会、有識者会議の企画・運営。
    • 広報(PR)チームと連携し、政策課題に関する啓発コンテンツ(プレスリリース、オウンドメディア記事)の作成支援。
  • 補助金・プロジェクト獲得:
    • 政府・自治体の補助金、委託事業、国家プロジェクトに関する情報収集と、事業部門と連携した申請業務のリード。

5.社内連携(インターナル・コミュニケーション)

  • 経営陣へのレポーティング:
    • CEOや経営会議に対し、最新の政策動向とその事業インパクト(リスクと機会)を定期的に報告し、戦略的な意思決定を支援。
  • 事業部門サポート:
    • 新規事業開発チームに対し、法規制上の制約やリスク(適法性、グレーゾーン)に関する助言、および事業実現に向けたPA的アプローチの提案。
  • 関連部門とのハブ機能:
    • 法務、コンプライアンス、広報(PR)、IR、ESG推進チームと密接に連携し、全社として一貫性のある対外コミュニケーション戦略を構築。

パブリックアフェアーズマネージャーの応募資格・必要なスキル

パブリックアフェアーズマネージャーになるには

必須(MUST)

以下のいずれかにおいて、3年以上の実務経験を有すること。

  • 中央省庁(特に厚生労働省、経済産業省、総務省、デジタル庁等)における政策の企画・立案、法案・省令作成、国会対応、審議会運営等の実務経験。
  • 国会議員の政策担当秘書として、政策調査、法案作成サポート、省庁・業界団体との折衝、部会対応等の実務経験。
  • 事業会社(特にIT、ヘルスケア、モビリティ等の規制産業)の社長室、経営企画、法務、または専任のパブリックアフェアーズ(渉外)部門での実務経験。
  • コンサルティングファーム(戦略系、シンクタンク系、PA専門)における、公共政策分野のリサーチ、分析、戦略立案、クライアントへの提言経験。
  • 弁護士事務所における、規制産業(特に医療・ヘルスケア)関連の法務アドバイス、ロビイング支援の経験。
  • 業界団体・シンクタンクでの政策提言、調査研究、省庁折衝の実務経験。

<必須スキル・マインド>

  • 日本の政策決定プロセス(法案成立プロセス、予算編成プロセス、審議会の役割等)に関する深い理解。
  • 霞が関文学(法律、政省令、審議会資料等)を正確に読み解く高度な読解力と、それをビジネスの文脈に翻訳する能力。
  • 極めて高度な論理的思考力、戦略的思考力(物事を構造化し、課題を設定し、解決策のシナリオを描く力)。
  • 利害が対立する複雑な状況下でも、粘り強く合意形成を図れる高度な交渉力と調整能力。
  • キーパーソンとの信頼関係をゼロから構築できる、卓越したコミュニケーション能力とネットワーキング力。
  • 経営層に対して、複雑な政策課題を簡潔かつ明確に説明し、意思決定を促すプレゼンテーション能力。
  • 当社のミッションおよびヘルステック/ケアテック領域の社会課題解決に対する強い情熱と当事者意識。

歓迎(WANT)

  • 医療・介護・ヘルスケア領域に関する専門知識、または同領域での実務経験(例:医療機関運営、介護事業所運営、製薬企業MR、医療機器営業など)。
  • 医療法、薬機法、介護保険法、健康保険法、個人情報保護法など、関連法規に関する深い知識(弁護士資格尚可)。
  • スタートアップ、ベンチャー企業での勤務経験、またはスピード感のある環境での業務遂行能力。
  • 事業開発(BizDev)やプロジェクトマネジメント(PM)の実務経験。
  • 広報(PR)、メディアリレーションズの実務経験。
  • データ分析スキル、またはAIやプライバシーテック等の最新テクノロジーへの理解

パブリックアフェアーズマネージャーに向いている人

  • ミッション共感型: 当社のミッションに強く共感し、社会課題の解決を自らの手で成し遂げたいという強い意志を持つ方。
  • 戦略的実行者: 大局観を持って戦略を描くと同時に、提言書作成やアポイント調整といった地道な実務も厭わずやり切れる方。
  • 学習意欲の高い方: 医療・介護制度、最新テクノロジー、政治動向など、常に新しい情報をキャッチアップし、学び続ける知的好奇心を持つ方。
  • バランス感覚のある方: 「社会正義」と「企業の成長」という二つの軸のバランスを取りながら、現実的かつ最適な着地点を見出せる方。
  • 胆力のある方: 経営層や省庁・政治家といったハイレベルなステークホルダーに対しても物怖じせず、自らの意見を論理的に主張できる方。
  • フットワークの軽い方: 霞が関、永田町、関連イベントなど、必要な場所へ主体的に足を運び、情報を掴みに行ける行動力のある方

パブリックアフェアーズマネージャーの面接でお聞きしたいこと

面接では貴殿の経験やスキルが当社でどのように活かせるか、また当社が貴殿のキャリアにとって最適な環境かを確認するために、以下のような点を中心にディスカッションさせていただきたいと考えています。

  • 政策理解と課題設定:
    • あなたが考える、日本の医療・介護領域における最大の政策的課題は何ですか?
    • 当社の事業が社会実装される上での、法規制・制度上のボトルネックは何だと思いますか?
  • 戦略立案とシナリオ:
    • 上記のボトルネックを解消するため、あなたが当社のPA担当だとしたら、どのような「ルールメイキングのシナリオ」を描きますか?(誰に、何を、どの順序で働きかけるか)
  • 過去の経験(深掘り):
    • これまでのご経験で、最も困難だった「交渉」または「調整」の経験を教えてください。(どのようなステークホルダーが関わり、どのような利害対立があり、あなたはどのように行動し、結果はどうなったか)
    • 政策提言書やパブリックコメント、議員レク資料などを作成した経験について、そのプロセスと、最も工夫した「論理構成」や「メッセージング」について具体的に教えてください。
    • 法改正や規制変更の動きを早期に察知し、所属組織(またはクライアント)の戦略に反映させた具体例があれば教えてください。
  • カルチャーフィットと志向性:
    • なぜ、大企業や省庁、コンサルではなく、当社の(スタートアップの)PAとして働きたいのですか?
    • 当社のミッションやバリューについて、共感できる点、またはご自身の経験と結びつく点があれば教えてください。

パブリックアフェアーズマネージャーの労働条件

年収

700万〜1,000万
雇用形態
正社員
勤務地
オフィス
勤務時間
09:00〜18:00
休日/休暇
  • 完全週休2日(土日祝休み)
  • 年末年始休暇
  • 夏季休暇
  • ゴールデンウィーク
  • シルバーウィーク
  • 有給休暇
  • 慶弔休暇
  • 産前産後/育児休暇(実績あり)
待遇/
福利厚生
  • 給与改定年2回賞与年2回
    • 試用期間も査定対象。スピーディな昇給が可能。
  • 交通費全額支給
  • 家賃補助2万円支給(自宅の最寄駅が恵比寿駅から2駅以内に限る)
  • 各種社会保険完備
    • ITSへの編入など福利厚生の充実に取り組んでいます。
  • 新規事業提案制度
  • ナレッジ共有勉強会
  • 書籍購入代補助
  • 恵比寿ガーデンプレイス内の飲食店等の割引特典
  • ミニオフィスコンビニ、リフレッシュスペースあり
そのほか
  • 従事すべき業務の変更の範囲:適性に応じて会社の指示する業務への異動を命じることがある
  • 就業場所の変更の範囲:リモート勤務を命じることがある

パブリックアフェアーズマネージャーのキャリアパス・将来性

当社のPA部門は、経営戦略の根幹を担う少数精鋭の組織です。単なる渉外担当に留まらず、経営視点を持った戦略家としてのキャリアを築くことができます。

  • スペシャリストパス: 医療・介護DX、データプライバシー、AI倫理など、特定の政策領域における国内トップクラスの専門家として、社内外で影響力を発揮するポジション。
  • マネジメントパス: PAチームのリーダー、本部長(CPO: Chief Public Officer)として、チームマネジメント、グループ全体のPA戦略の統括、予算管理を担う。
  • 経営・事業開発パス: PAで培った政策知見と経営視点を活かし、新規事業開発(特に自治体連携や国家プロジェクト)の責任者や、COO、CSO(最高戦略責任者)といった経営幹部(CXO)へのキャリアアップ。
  • 業界リーダーパス: 業界団体の理事や、政府の有識者会議のメンバーとして、業界全体の発展に貢献するポジション

パブリックアフェアーズマネージャーの研修内容

本ポジションは即戦力を想定していますが、当社の事業とミッションへの深い理解、および最新の政策動向のキャッチアップを継続的に支援します。

  • CEO/経営陣とのOJT: 入社後、まずはCEOや関連役員と密にコミュニケーションを取り、当社の事業戦略、経営課題、およびPAへの期待値を直接インプットします。CEOの省庁・議員訪問にも同行し、当社のスタンスをOJTで学びます。
  • 事業部門との連携研修: 当社の各プロダクトの開発責任者や事業責任者とのセッションを通じて、サービスの仕様、法的論点、ビジネスモデルを深く理解します。
  • 専門知識の習得支援: 医療・介護制度、関連法規、最新テクノロジーに関する外部セミナー、勉強会、カンファレンスへの参加費用を会社が負担します。
  • 顧問弁護士・コンサルとの連携: 当社の顧問弁護士や、契約するPAコンサルタントと連携し、高度な法解釈や戦略立案の手法を学びます。

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