株式会社クーリエ

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  • 成果に必要なのは徹底的なデータ分析に基づく根拠。想定リーチ数270万人の電車広告プロジェクトの意思決定を手掛けてわかったこと

    ベンチャーでの幅広い経験から、専門性の追求を決意

    カミハラさんは前職でIT業界と地方創生業界のベンチャー企業に勤務されていたそうですね。どのような業務を担当されていましたか?

    IT業界と地方創生業界のベンチャー企業で2年間勤務していました。ベンチャー企業らしく、UI/UXデザインやデジタルマーケティング、企画立案などさまざまな業務を広く浅く経験させていただきました。

    具体的には、自社が提供しているタブレット型オンライン学習サービスの要件定義作成やUI/UXデザインを担当していました。また、複数の自治体や観光協会に対してインバウンド獲得のための企画立案から運用まで幅広く携わっていて、Free Wi-Fiの設置と周遊コースモデルの作成、SNS運用なども行っていました。

    デジタルマーケティングのコンサルティング案件では、某大手化粧品会社のECサイト改善にも取り組みました。地方創生業務に携わっていた2年目は、出張先でたくさんお酒を飲んで盛り上げた結果、先方に気に入られて帰ってくることが多かったですね(笑)。

    ベンチャー企業ならではの幅広い経験を積まれたんですね。転職を考えるようになったきっかけは何だったのでしょうか?

    前職では業務異動が多く、せっかくコツをつかんだり知見が深まったり、人間関係を築いた業務を短期間で離れなければならないことが多かったんです。経験は広がる分、突出したスキルを身につけられなかったという課題を感じていました。

    若いうちは経験を広げることも大切だと考えていましたが、それと同じくらい、自信を持てるスキルを身につけたいと考えるようになりました。このままでは、どの領域でも中途半端な状態になってしまうのではないかという危機感がありました。

    幅広い経験を積むことで見えてきた自分の興味関心もあったので、今度はひとつの領域で専門性を高めていきたいと思ったんです。特に、デジタルマーケターの分野に興味を持っていたので、実務的なスキルを身につけたいと考えていました。

    数ある企業の中で、なぜクーリエへの入社を決めたのですか?

    面接でマーケティングを担当している取締役の大山から、数字を徹底的に追う分析力とそれに基づく関数やSQLのスキルが身につけられると聞いたことが決め手でした。今まで広く浅く業務をしてきた自分にとって、本腰を入れてひとつの領域に挑戦できる良い機会だと考えたためです。

    また、面接で社員全員の仕事への熱意が高いと聞いたことも魅力的でした。自身にとって刺激を感じつつ、自分を現状より高い視座を持てる人材に成長させられる環境だと期待したんです。

    介護という社会課題に向き合いながら、データ分析のスキルを本格的に身につけられる。そんな環境で働けることに、大きなやりがいを感じました。

    SQLスキルを武器に、精緻な広告の効果測定で成果を創出

    入社後はどのような業務を担当されていますか?

    現在はブランドマネージャー部門のメンバーとして、より効率的に効果の高い広告配信をするための分析をする役目を担っています。

    主に行っている業務は次の3つですね。

    • マルチチャネル広告のデータ分析
      • 各広告チャネル(TV・交通・紙媒体)別に、日時・時間帯ごとの接触データを解析
      • 集客効果や行動誘発率を可視化
    • 広告クリエイティブのコンセプト設計
      • ブランドの世界観を直感的に伝えるストーリーを設計
      • ユーザー心理に訴求するクリエイティブ軸の構築
    • 新規オフライン広告事業
      • 体験価値を中心に設計された、リアル接点に最適化されたUI/UX構造の企画・実装

    SQLを駆使し、テレビCMの効果測定および線引き業務を実施しています。CM放映ログとセッション数を突合・集計し、曜日×時間帯や番組名ごとの効果を可視化することで、より効果的な広告戦略の立案に貢献しています。
    また、チラシ広告の配布地域ごとの効果測定では、配布エリア単位でのセッション数や成約数を可視化しています。

    前職では触れることのなかったデータ分析の世界ですが、数字に基づいて施策の効果を測定できることに、大きなやりがいを感じています。

    入社後に感じたギャップはありましたか?

    サービスの対象として介護を扱っているため、お堅い企業の印象を持っていましたが、予想よりも先輩や上司、他部署の方とコミュニケーションが取りやすく、非常に業務に取り組みやすい環境でした。それによって、自己成長がしやすいと感じています。

    日々、新しい業務を担当するため、1日があっという間に過ぎるのですが、充実感を得ています。データ分析はまったくの未経験分野でしたが、周囲の手厚いサポートもあって、着実にスキルアップできていることを実感しています。

    また、想像以上にスピード感を持って業務が進むことにも驚きました。前職も決して遅いわけではありませんでしたが、クーリエでは意思決定から実行までのスピードが非常に早く、日々成長していることを感じられます。

    現在は「夏の入居相談フェア」というプロジェクトを手掛けているそうですね。詳しく教えてください。

    8月に夏の入居相談フェアというキャンペーンを実施することになり、それに合わせてお盆の時期に首都圏のJR全線で電車のドア横広告を出稿するか否かという重要な意思決定を任されました。

    このプロジェクトには高額の予算が関わるため、他のプロジェクトもそうですが、感覚的な判断ではなく、徹底的なデータ分析に基づいた根拠が求められます。

    まず、JR東日本が公開している過去3年分の路線別・時間帯別乗車人数データから、お盆期間中の利用者動向を詳細に分析しました。さらに、交通広告業界の調査データから「ドア横広告の平均視認率は65%」「乗車1回あたりの平均滞在時間は3.2分」といった認識率指標を収集しました。

    これらを掛け合わせることで、山手線、中央線、東海道線など主要15路線における想定広告接触人数を路線別に算出していきました。

    最も苦労したのは、お盆期間特有の乗車パターンの変化を正確に読み解くことでした。

    通常の平日であれば、朝の山手線は「都心部に通勤するビジネスパーソン」が主な利用者ですが、お盆期間中は帰省客や観光客などが多いことによって、時間帯別の利用者属性が複雑に変化します。

    論点とそれに対するタスクは以下のようになるでしょうか。

    • 論点:お盆期間特有の乗車パターンはなにか、それはどのように特定することができるか
      • 15の主要路線を主な利用客の属性によって4つのクラスターに分類し、それぞれ異なる分析モデルを適用
        • 時間帯別に乗車人数を算出
        • 乗車時間による広告への接触時間、接触頻度を数値化
      • 「広告効果の質」を多角的に評価する独自フレームワークを構築し、過去の広告施策のCPA比較検証
        • 接触からCVまでの想定ファネル設計
        • 総コストと予測獲得件数を見合わせて単価算出

    前職では「多分こうだろう」という半ば感覚で判断することが多かったのですが、クーリエでは「なぜその数字になるのか」を論理的に説明できなければ承認されないという厳密性がありました。

    分析を重ねた結果、270万人という想定広告接触人数を導き出しました。この数字を基に、1接触あたりのコストを計算し、過去の広告施策のCPA(顧客獲得単価)と比較検証。「従来のWeb広告と比べて高いコスト効率が見込める」という結果が出たため、出稿を決定しました。

    出稿決定後は、プロジェクトリーダーとして約2週間のタイトなスケジュールで実行フェーズを統括しました。デザイナーとの広告クリエイティブ制作では、限られたスペースでいかに介護施設探しのニーズを喚起するかという課題に直面しました。A/Bテスト用に2パターンのデザインを制作し、事前に社内でアンケート調査を実施して最終版を決定しました。

    入稿作業では、JR東日本の厳格なガイドラインに沿った仕様調整が必要で、印刷会社との細かな調整を重ねながら、掲出開始日に間に合わせることができました。

    このプロジェクトを通じて、「データに基づく戦略立案 → 実行 → 効果測定」という一連のマーケティングプロセスを、責任者として完遂できたことが何より大きな成長でした。

    前職では部分的な業務しか経験できませんでしたが、クーリエでは入社からわずか数ヵ月で、これほど大規模で影響力のあるプロジェクトを任せていただけたことに、「本当にマーケターとして成長している」という実感と深いやりがいを感じています。

    事業全体を見渡せる高い視座とマネジメントスキルの習得を目指して

    今後のキャリア目標について聞かせてください。

    自身の分析スキルを磨きつつ、事業全体を見渡せる高い視座を持ちたい、また、マネジメントスキルを習得したいと考えています。

    前職でマネジメントに苦労した経験があるため、今度はしっかりとスキルを身につけたいと思っています。また、目の前の業務に集中するだけでなく、事業全体を見渡しながら業務に改めて取り組むことで、より高い効果を生み出せると考えているからです。

    データ分析のスキルは着実に向上していると感じていますが、それをどのように事業成長に結びつけていくかという視点をより深めていきたいですね。数字を追うだけでなく、その数字が示す意味を正しく理解し、適切なアクションに繋げられるマーケターになることが目標です。

    カミハラさんが考える、クーリエのマーケティング職に向いている人材像を教えてください。

    スキルアップをしたい人、日々同じ業務の繰り返しで退屈したくない人に向いていると思います。

    クーリエでは常に新しいチャレンジができる環境があり、データ分析やマーケティング施策の立案・実行まで幅広く経験できます。未経験の分野でも、周囲のサポートを受けながら積極的に学んでいく姿勢があれば、必ず成長できると思います。

    また、数字やデータに基づいて物事を考えることに興味がある人にもマッチすると感じています。感覚的な判断ではなく、きちんとデータを分析して根拠を持って施策を提案していく。そういった論理的思考を身につけたい方には、とても良い環境だと思います。

    最後に、マーケティング職を志望する方に向けてメッセージをお願いします。

    自分が手に入れたいスキルやキャリア目標を、上長と直接話せるため、自分のなりたい人材にスピード感を持って成長できるチャンスがあります。

    私自身、未経験からSQLやデータ分析のスキルを身につけることができ、大規模なマーケティングプロジェクトにも携わらせていただいています。前職での幅広い経験も無駄にならず、むしろそれらを活かしながら新しいスキルを習得できています。

    クーリエには、個人の成長を本気で支援してくれる環境があります。介護という社会課題に真摯に向き合いながら、マーケティングの専門性を高めていける。そんな意義深い仕事に興味がある方は、ぜひチャレンジしてみてください。

    日々、自分の成長を追い求めていける環境で、一緒に働きましょう!

  • アナログ→データドリブンな営業スタイルへのチャレンジ。デジタルスキルを急速にキャッチアップし、セールスチームをリードする

    アナログ営業からの脱却。市場価値向上を目指した転職の決断

    ツジさんは前職でも営業職で活躍されていたと伺いました。

    前職では産業機械部品の営業をしていて、主に自動車業界など、モノづくりの現場で使われる機械の部品のメンテナンスを担当していましたね。具体的には、お客さまの工場を回って、ベアリングやチェーン、シャフトなどの部品の案件を受注し、見積もりを作成して発注するという流れです。

    基本的には受注からデリバリーまで一貫して担当していました。お客さまの元へ行って、「この部品が壊れているから新しくしてほしい」といった要望を聞き、それに応えるという形です。

    営業の成果は上げていたものの、アナログな業界だったので、エクセルもほとんど触らないような環境で……。PCを使うのは主にメールの返信程度で、日報も手書きという状況でしたね。

    そのころのキャリアに対する不安や期待はどんなものでしたか?

    正直、このまま今の会社にとどまることへの危機感がありました。エクセルやパワーポイントなど、ビジネスで一般的に使用されるツールにまともに触れる機会がなく、「今後、他の業界や会社に行くとなったとき、自分のスキルは通用するのだろうか」という不安を常に感じていましたね。

    一方で、自分の市場価値を上げたいという思いも強くありました。データを用いた提案や成果分析、さらにはチームマネジメントなど、新たなスキルを身につけられる環境に身を置きたいと考えていました。

    クーリエを選んだ理由を教えてください

    クーリエへ入社した最大の理由は、営業としてのスキルアップの機会が豊富にあると感じたからです。面接のなかで、前職での経験を活かしつつ、新しいことにチャレンジできると伺い、その点も魅力的でしたね。

    特に、自分のアイデアで売り上げを作っていけるという点に惹かれました。前職でも裁量を持って仕事をしていましたが、クーリエではより高いレベルでそれが実現できそうだと感じたんです。

    それに、介護という社会課題に直結する分野で仕事ができるというのも大きな魅力でした。自分の仕事が社会に与える影響を肌で感じられる環境で働きたいと思っていたので、クーリエは理想的な選択肢だと考えました。

    営業のデジタル化とスキルアップ。入社後の挑戦と成果

    入社してからどんな業務に取り組んでいるんですか?

    主に「みんなの介護求人」の新規掲載獲得をメインに担当しています。具体的には、リスト化された法人に電話をかけ、採用の状況や課題をヒアリングし、それに対してサービスを提案するという流れです。最終的には、その場で申し込みをいただくことが目標ですね。

    また、既存のお客さまに対しても、まだ掲載していない求人票の追加掲載を提案したり、古くなった求人票の更新を提案したりしています。
    入社してからは、電話での営業というこれまで経験のなかった手法に挑戦しています。最初は抵抗がありましたが、実践を重ねることで徐々に慣れていき、営業として新たなスキルを獲得できました。

    日々の成果はスプレッドシートでマトリックスを組んで可視化し、分析できる仕組みも構築しました。これは前職時代では考えられなかったことで、大きな成長を感じています。

    目標達成の秘訣はありますか?

    入社してからは、毎月チームと個人の目標を達成できているのですが、その秘訣は「とにかく行動量を増やすこと」だと思います。この業界も営業手法も未経験だったので、当初はスキル面で他のメンバーに劣っていました。そこで、「量でカバーしよう」と決意し、チーム内で一番多く行動することを心がけたんです。

    また、初月は達成できなければモチベーションが下がってしまうと考え、なんとしても目標を達成しようと必死でした。幸い、OJTの先輩方が丁寧にフィードバックしてくれたおかげで、スピード感を持って成長できたと感じています。

    あと、前職では達成不可能な数字を掲げられることもありましたが、クーリエでは根拠のある目標設定がなされているので、モチベーションを保ちやすいです。

    新しく身につけたスキルについて教えてください

    最も大きな変化は、やはりデータ分析のスキルを身につけたことですね。前職ではエクセルの関数すら満足に使えない状態でしたが、今ではSQLを使ってデータを集計したり、前述したようなスプレッドシートでマトリックスを組んだりできるようになりました。

    また、電話での営業スキルも大きく向上しました。最初は業界用語も分からず、言葉に詰まることも多かったのですが、今では自信を持ってお客さまとコミュニケーションを取れています。

    さらに、目標達成に向けた「逆算する力」も身についたと感じています。日々の進捗を確認し、目標達成に向けて必要な行動を考え、実行に移す。頭では理解していても行動に移せなかったこの習慣が自然とできるようになりました。これもデータに触れる機会が多くなったからこそですね。

    クーリエで獲得したスキルは、単に営業職としてだけでなく、ビジネスパーソンとしても大きな成長につながっていると実感しています。

    ヘルスケアテック業界のリーダーを目指して。今後の展望と目標

    これからはどんなことにチャレンジしていきたいと考えていますか?

    まず、同じチームに後輩が入社するので、マネジメントスキルを磨いていきたいですね。チームとしてより大きな成果を出せるよう、自分の経験やノウハウを共有し、メンバーの成長をサポートしていきたいと考えています。

    また、「みんなの介護求人」の事業をさらにスケールさせていくことも大きな目標です。現在はまだデータが十分に蓄積されていない部分もありますが、これからどんどん掲載していただく法人様を増やしていく中で、より効率的に受注件数を増やしていく方法を模索していきたいと思います。

    具体的には、SQLなどを使ってデータを分析し、受注率の高いリストの作成や、効果的な営業トークの開発などに取り組んでいきたいですね。日々の成果をしっかりと分析し、PDCAサイクルを高速で回していくことで、チーム全体の生産性向上に貢献したいと考えています。

    将来的には、データを活用したマーケティング施策の立案や、顧客のニーズに合わせたサービスの改善提案など、より戦略的な業務にも携わっていきたいですね。

    クーリエで働く魅力はどこに感じていますか?

    クーリエの最大の魅力は、自分の成長とサービスの成長が直結している点だと思います。日々の業務を通じて自分のスキルが向上していくのを実感できますし、その成長が直接サービスの改善や事業の拡大につながっていくんです。

    また、挑戦を歓迎する社風も大きな魅力ですね。「これをやってみたい」と手を挙げれば、経験や年次に関わらずチャンスをもらえます。私自身、入社後すぐに大きな成長を実感できているのも、この環境があるからこそだと思います。

    そして何より、介護という社会的意義の高い分野に携われることが大きな魅力です。自分の仕事が直接的に社会貢献につながっているという実感が持てる環境は、モチベーション維持にも大きく寄与していると感じています。

    最後に、クーリエの営業職に興味がある方へメッセージをお願いします

    クーリエの営業職は、単なる数字の追求ではなく、介護業界の課題解決に直接貢献できる仕事です。私自身、入社前は電話営業の経験がほとんどありませんでしたが、周りのサポートのおかげで急速に成長できました。

    特に、これまで営業で思うような結果が出せなかった方や、自分の成長に限界を感じている方にお勧めです。クーリエには、頑張れば必ず結果が出せる仕組みがあります。その中で営業スキルを磨くことで、自信を取り戻せると思います。

    また、各分野に経験値の高い社員がいるので、データ分析やマーケティングなど、部署の垣根を越えて幅広いスキルを身につけられる環境も整っています。自分を成長させたい、新しいことにチャレンジしたいという方には、うってつけの環境だと思います。

    介護業界の未来を一緒に創っていく。そんなやりがいのある仕事に挑戦したいという方は、ぜひクーリエに来てください!

  • アナログからデジタルの編集者。AI活用のプロンプトエンジニアリングを身に着け、オウンドメディアの新しい形を追求する

    紙の編集者ではキャリアアップの限界を感じた

    シラタさんはもともと出版業界を志望していたそうですね。これまでのキャリアを教えてください

    学生時代から、出版業界に憧れがありました。それまでの人生で、出版物に影響を受けることが多かったので、自然と「自分も世の中に情報を発信する仕事がしたい」と思っていて。

    なので、大学を卒業したら出版社に就職したかったのですが、残念ながらご縁がなく、都内の大学で職員として社会人をスタートしました。

    大学での仕事も前向きに取り組んでいたのですが、「出版の仕事がしたい」という思いは消えず、思い切って転職することにしました。

    転職活動の末、出版社のグループ会社に入社することが決まり、出版の世界に入れることにワクワクしたことを覚えています。

    入社後は、エンタメ雑誌の編集者として取材や記事制作をしていたほか、ニュースサイトのデスクとして、記事のクオリティチェックや記事のアクセス解析などを行っていました。

    紙の雑誌をメインに編集者としてキャリアを積んでいったのですが、あるとき担当していた雑誌が休刊となってしまって……。 それがきっかけで、キャリアについて見つめ直すようになりました。

    憧れていた業界であるものの、縮小を続ける業界への不安と、在籍していた会社では上流工程には携わることができなかったので、もっとチャレンジできる環境に身を置きたかったんです。

    転職先にはどのようなことを求めていましたか?

    既に世の中はWEBメディアが主流になっているので、オウンドメディアを活用していることと、コンテンツの力で事業成長を牽引していけることは重要視していました。

    あと、SEOなどのコンテンツをベースにした幅広いマーケティング業務に挑戦できるかも判断軸ではありました。そんな時にクーリエの存在を知り、検索上位に表示されるページが多いことやTVCMも打っていたことから、ここでなら私の求めている環境があるのではと思ったんです。

    それに、介護は人生の大きなイベントの一つですよね。介護にまつわるコンテンツ制作を通して、人生の大切な場面で人々に影響を与えられることは、社会的意義を強く感じました。

    クーリエへの入社を決めた理由は何だったのでしょうか

    一番の理由は、介護が必要な人に向けて正しい情報を届けることで、社会貢献ができると感じたからです。クーリエが掲げる「確かな価値を多くの人へ」に共感をしたことも理由のひとつです。

    自分が手掛けたコンテンツが介護で困っている方に届き、良い影響を与えられる。そう感じたとき、大きなやりがいになると思いました。

    それと、クーリエは常に新しいことにチャレンジする風土があることも、これからWEBの世界で力を付けたいと思っている私にとって魅力でしたね。

    これからの編集者はコンテンツを作るだけではなく、そこからどう事業成長に結び付けられるか、という視点が必要になると思っています。

    そのために必要なスキルを獲得することや、経営陣に近い視点で仕事ができること、スピード感を持ってPDCAを回していくことは最短で成長できる環境だと感じたんです。

    出版業界で培ったスキルを活かしつつ、新しい領域にチャレンジできる。そんな環境を求めている方にとって、クーリエは最適な場所だと思いました。

    メディア運営の上流工程に携わり、社会的意義あるコンテンツを発信

    入社後はどのような業務を担当されましたか?

    入社後はまず、「みんなの介護ニュース」「みんなの介護求人ニュース」のコンテンツ制作や、それに伴う外部ライターのマネジメントを担当しました。

    みんなの介護ニュース

    それから、コンテンツ制作の業務設計、例えばストック記事の改修フローの作成や、スケジュール・品質管理、効果測定なども行っています。

    特に力を入れたのが、記事制作工程のBPRです。ジェネレーティブAIを活用してオペレーショナルエクセレンスの高度化を行いました。

    具体的には、私が現在の介護業界の論点となるネタを選定した後の工程について、プロンプトエンジニアリングによる論点の構造化システムをAIで実装しました。

    ただ、あくまで制作をリードするのは人間なので、すべてをAIに任せるのではなく、最終的な品質を担保するのは編集者の目線や経験が必要不可欠です。

    もちろん、このフローを確立するまでは、クオリティ不足や失敗も何度も経験しました。これまで経験のない未知な領域でしたが、試行錯誤を繰り返しながら少しずつ形にしていったんです。

    こうした最新のテクノロジーも積極的に取り入れながら「ユーザーにとって有益な情報は何か」を追求できることは、クーリエの編集者ならではだと感じています。

    ほかにも、介護福祉士やケアマネージャーの試験対策アプリ「ケアスタディ」のコンテンツ更新をしたり、看板広告のクリエイティブディレクションやSNS運用など、オウンドメディアの運用をベースに幅広い業務に携われているのも面白いですね。

    前職では、どうしても紙媒体での編集業務が中心になりがちでした。でもクーリエなら、デジタルの力を存分に活用しながら、コンテンツの可能性を追求できます。

    クーリエに入って変化したことはありますか?

    コンテンツがどのように事業インパクトを与えるのか、アウトプットを最大化するにはどうすればいいのかなど、高い視座を持って仕事に取り組む癖がついたことは大きな成長だと感じています。

    また、ゼロベースで物事を考えることによって、これまで見過ごされてきたことにも疑問を持つようになり、AIを活用した業務フローの見直しによって記事制作工数とコスト削減も実現できました。

    それから、大きなプロジェクトにも携わってきました。業界初の大型イベントである「みんなの介護アワード」や介護業界向けの書籍制作など、入社前には想像もしなかったような経験ができていると実感します。

    部署の垣根を越え、チーム一丸となってプロジェクトを推進していく風土は、クーリエの特徴のひとつだと思いますね。

    チャレンジングなプロジェクトもあったようですね

    これまでさまざまなプロジェクトを進めてきましたが、正直なところ、まだまだ未熟な部分も多いなと痛感する日々です。しかし、そういった悩みも上長に相談しながら一つひとつ乗り越えていけるので、結果として自信につながっています。

    それに、社内には各分野のスペシャリストが集まっていますが、みなさん親身に相談に乗ってくれるので、主体的に行動をしていけば多くを吸収できる環境であることもクーリエの良いところだと思います。

    未経験の分野にチャレンジするのは不安もありますが、周囲のサポートを受けながら、失敗を恐れずにトライしていく。そういったマインドセットが身についたことが、一番の成長かもしれません。 常に前向きに仕事と向き合えているのは、この環境のおかげだと感じています。

    幅広い経験を活かし、マーケティングを通じて事業にインパクトを与えたい

    今後のキャリアプランについて聞かせてください

    コンテンツディレクターとして実績を積んだら、コンテンツマーケティングの枠を越え、幅広くマーケティングのプロジェクトを推進していく存在になりたいと考えています。

    まずは、ユーザーファーストで高クオリティのコンテンツを充実させ、サービス認知の向上に寄与していくことが直近の目標です。

    そのために、必要なスキルを一つひとつ身につけていきたいですね。クーリエにはスキルの高いメンバーがたくさんいるので、日々刺激をもらっています。みなさんから学びを吸収しながら、自分の強みを伸ばしていきたいと思います。

    シラタさんのようにキャリアチェンジを志す方へメッセージをお願いします。

    キャリアチェンジをすることは不安もあるかもしれませんが、その分学べることも多いことを実感しました。今の仕事に閉塞感を感じているなら、思い切って一歩踏み出してみてはいかがでしょうか。

    クーリエには、チャレンジを歓迎してくれる風土があります。上長も同僚も、自分の成長を心から応援してくれるメンバーたちばかりです。 介護業界のイメージを変えたい、マーケティングの力で社会課題を解決したい、IT業界で成長していきたい、そんな思いを持った方は、ぜひ応募してみてください。

    特に、出版業界だけでなく、現職で行き詰まりを感じている方。今までのキャリアは決して無駄ではありません。

    その経験をクーリエで思う存分発揮しながら、新たなスキルを身につけていく。そんな機会にぜひ飛び込んでみてください。

    介護という社会課題に真摯に向き合い、一緒に業界に革新を起こしていく。クーリエはそんな仲間を心待ちにしています。

  • CDPからインサイトを導き、実効性の高いアクションを創出。データサイエンティストが描く、プロダクトと介護業界の未来

    研究者からデータサイエンティストへの転身

    前職では警備会社の研究所でシステム開発に携わっていたそうですね。具体的にはどんなことをしていたのでしょうか?

    所属していた部署では、会社が研究すべきテーマを探ることがミッションでしたね。具体的には、警備業務の効率化や品質向上につながるような、利益に直結する研究テーマを0から探索していました。

    AIを活用したシステムや、ロボットを使った業務の自動化など、最新技術を警備の現場にどう応用できるかを日々模索していました。

    学生時代は燃料電池の研究に没頭していたこともあり、もともと研究が好きな性格なので、実験を通して蓄積されるデータからさまざまな考察を導き出すことにやりがいを感じていました。

    仮説を立て、データを使ってその仮説を検証するという一連のプロセスが、新たな知見の発見につながるのが面白かったですね。

    研究者としてのやりがいを感じる一方で、転職を決意した理由は何だったのでしょうか?

    前職における研究職は、思い描いていたものとは少し違うものでした。

    研究予算や作業環境の確保が難しい部分もあり、やりたい実験ができないもどかしさを感じることが多くなってきたんです。

    そうしているうちに、もっと裁量を持ち、自分のアイデアを自由に試せる環境で働きたいと考えるようになりました。それと、データを使って考察を深める機会も減ってきていたので、自分の強みをもっと活かしたいと思いまして。

    今一度キャリアを見つめ直し、データサイエンティストへのキャリアチェンジを考え始めました。もともと研究職を志していたこともあり、データを扱う仕事をしたいという考えから、データサイエンティストが向いてそうだなって。

    前職では、大量のデータからいかに価値ある知見を見いだすかということに面白さを感じていたので、その経験をデータサイエンティストとしてのキャリアに活かせるのではないかと思っていました。

    介護の未来を支えるデータ基盤の構築を目指して

    なぜ転職先としてクーリエを選んだのですか?

    クーリエを選んだ理由は主に3つあります。

    1つ目は、介護という社会的意義の高い分野に携われること。高齢化が進む中で介護の重要性はますます高まっていくと感じており、そこに自分の力を少しでも活かしたいと考えたんです。

    2つ目は、データ基盤の充実度の高さです。面接でデータの扱い方やビジネスモデルについて詳しく説明してもらい、データ活用への理解が深まりました。分析できる環境が整っているのは魅力的でしたね。

    3つ目は、業界トップのサービスを展開している点。リーディングカンパニーで自分の力を試してみたいというチャレンジ精神もあり、業界をリードする企業で働きたいと思ったんです。

    介護領域で、これまで培ったデータ分析のスキルを存分に発揮し、事業の成長と介護業界の発展に貢献していきたいという思いから、クーリエへの入社を決めました。

    クーリエに入社してみて、前職との違いを感じたことはありますか?

    入社して真っ先に驚いたのは、プロジェクトの進行スピードの速さですね。1週間前には想像もしていなかったことに取り組んでいたりと、とにかく事業のスピード感が尋常じゃないなと。その環境に身を置いていることで、自分自身の成長スピードも上がったことを実感します。

    あとは、オンラインミーティングの活用度合いの高さにも驚きました。作業の合間に、自席で会議に参加できるので効率的だと感じました。一方で、入念な認識合わせが必要な時はオフラインでの議論も可能という、ハイブリッドなコミュニケーション体制も良いですね。

    それから、エンジニアやデータサイエンティスト以外の職種の人もSQLを使ってデータ抽出し、施策を検討しているのには驚きましたね。データ活用が社内隅々まで浸透しているんだと肌で感じました。

    データドリブンな意思決定が組織の文化として根付いているのは理想的だなと思います。

    入社後、どんなプロジェクトに携わっているのですか?

    入社してからは、データ分析基盤の強化に注力しています。

    例えば、BigQueryの導入によるデータベースのパフォーマンス向上や、セキュリティ面の強化など、インフラ面での大型プロジェクトを推進しています。

    入社からわずか2ヵ月でこのような大きなプロジェクトに関われたのは、自分にとって貴重な経験になりましたね。技術的な学びはもちろん、関係者との調整力など、プロジェクトマネジメントの面でも成長できたと思います。

    当初はGCP(Google Cloud Platform)のリソース活用などについて、社内にノウハウが十分蓄積されていない状況でしたが、上長と密にコミュニケーションを取ることでスムーズにプロジェクトを進められました。

    ビッグデータから介護の未来を切り開く

    今後クーリエではどんなことに挑戦していきたいですか?

    まずは、自身のビジネス力と事業理解力を高め、事業成長に貢献できるインサイトを生み出していきたいですね。

    そのためには、データがどのように生成されているのかという視点を常に持ち、どのようなデータがあれば事業が前に進むのかを考え続けることが大切だと思っています。

    あとは、AI活用の基盤整備にも力を入れていきたいと考えています。データサイエンティストとしてのスキルを磨き、自社の豊富なデータを活かしてパーソナライズされたサービス提供を実現したいですね。

    それによって、ユーザーが最適な介護施設を見つけやすくなるはずです。小手先の施策ではなく、事業のコアに関わるようなデータ活用を通じて、介護業界の課題解決に貢献していくのが目標です。

    5年後にはどんなデータサイエンティストになっていたいですか?

    5年後には、社内のデータ構造全体を把握し、自在に扱えるようになっていたいですね。

    今は与えられたタスクも多いですが、将来的には自ら仮説を立てて提案できるデータサイエンティストになりたいです。

    理想は、事業部門や経営陣に対して、データに基づいた説得力のある提案ができるようになることですね。データの力で、介護施設を探すユーザーや介護業界で働く方々の悩みを解決するようなサービス開発をリードしていけたらと思います。

    そして、もっと俯瞰的に、介護業界全体の未来をデータから描き、それを実現するためにクーリエが何をすべきかを考え抜ける存在になっていたいです。

    データサイエンティストがクーリエのサービス向上の鍵を握っているのかもしれませんね。

    そうですね。クーリエでは個人の成長もサービスの成長も、データが鍵を握っているんだなと実感する毎日です。

    裁量を持って幅広い経験ができるクーリエは、データサイエンティストとしてスキルを磨くのにうってつけの環境かもしれません。一方で、スピード感があり、常に学び続けなければならない環境でもあるので、主体的に動いていくことが成長していくために大切です。

    ビジネス視点を持ったさまざまなメンバーが在籍しているので、吸収できることはたくさんあります。スキルを磨きたい、社会貢献の一端を担いたいという志を持っている方は、ぜひ一緒に働きましょう!

  • 広告代理店からインハウスマーケターへ。1stパーティデータを活用し、SQLからナーチャリング等、実効性の高い施策を生むカルチャーとは

    広告代理店からインハウスマーケターに転身

    キタオさんは前職では広告代理店に勤めていたそうですね。事業会社に興味を持ったきっかけは?

    自社データを持つ企業に身を置いて、インサイトの分析から広告やマーケティングの施策を打ちたいと考えたのがきっかけですね。

    新卒では大手ゼネコンに入社しました。学生時代は建築を学んでいたので、希望の業界ではあったものの、業務をしていくうちに今後の成長性に疑問を感じる部分があって。

    かねてより広告にも強い興味があったので、思い切ってキャリアチェンジすることを決めました。

    入社した広告代理店では、事業会社からデータを受け取って戦略を立案していました。各業界における広告戦略を考えることは面白い部分ではあったのですが、クライアントから提供いただけるデータに制限があり、インサイトの創出に限界を感じていたんです。

    日々業務を進めるうちに、自社データを持つ事業会社でデータ分析スキルをより伸ばしていきたいという思いが日に日に強くなっていることに気が付きまして。自社サービスへの愛着を持ちながら、そのサービス成長のために主体的に動ける環境に身を置きたいと考えるようになりました。

    そんな葛藤を抱えていたとき、クーリエがマーケティングをインハウス運用していると知り、すぐに選考に進みました。

    具体的にはどのような経験を積みたいと思っていたのですか?

    広告代理店では、Web広告の設計や改善を通じてユーザーとの接点をつくるおもしろさを日々感じていましたが、いつしかその場で終わってしまう感覚に物足りなさを覚えるようになっていました。

    目の前の配信結果だけではなく、ユーザーが広告を見たあとにどう動き、最終的にどんな意思決定に至ったのか——全体を描けるマーケターになりたいという思いが、次第に強くなっていったんです。

    だからこそ、オンライン広告に限らず、TVCMのようなマス施策やリアルイベントなど、オフライン施策も含めたマーケティング全体を見渡せる環境で、自分のスキルを拡張したいと考えるようになりました。

    特に事業会社であれば、ユーザーの行動ログや購買データといった1stパーティデータが蓄積されているため、断片的な施策ではなく、中長期視点での統合的なマーケティング戦略を描ける。その環境でこそ、広告代理店で培った「施策実行の筋力」をより実践的に活かせると感じたんです。

    また前職ではクライアントの広告予算をいかに大きくするかがKPIとして重視されており、成果が出ていない施策でも、クライアントが了承すれば実行することも珍しくありませんでした。

    頭では「仕事だから仕方がない」と理解していても、心のどこかでは「本当にこれでいいのか」と違和感を覚える瞬間があったんです。

    目の前の数字に責任を持ちながらも、その先にある“サービスそのものの成長”に貢献したい。そう思ったとき、自社サービスの価値を信じ、自分の提案と行動がその未来に直結する環境に身を置きたいと、自然と強く思うようになっていました。

    SQLの学習から、ナーチャリングプロジェクトの立ち上げまで

    入社後はどのようなことに挑戦できましたか?

    正直、入社時点では「SQLってデータベース言語?」というレベルでした。ですが、入社初月から役員やチームリーダーによる勉強会が定期的に開かれ、実データを使った実践演習が組まれていたことで、今では実効性の高いインサイトを見つけられるクエリ作成能力を身につけることができました。

    さらに、Googleスプレッドシートと組み合わせたデータ可視化や、ユーザーセグメントごとのmatrix構造の設計にも取り組み、定性・定量の両面から意思決定できる力が身につきました。今ではチーム内で分析勉強会を企画・実施し、SQLのTipsやマーケティング施策との接続方法を他メンバーに共有する立場にもなっています。

    ナーチャリングチームの業務はどのように進めているのですか?

    入社から半年が経った頃、リードナーチャリングを主軸とした新規プロジェクトの立ち上げメンバーになりました。

    まっさらな状態から施策を構築していく、まさにゼロイチのフェーズ。初期メンバーとして関われたことは、私にとってマーケターとしての思考と実践の幅を一気に広げる転機となりました。

    プロジェクトのテーマは、「資料請求に至らなかったユーザー──いわゆるCV未達層に、どうアプローチし直し、接点を再構築できるか」。単なるリターゲティングではなく、ユーザーの心理と行動パターンを深掘りし、“自発的なアクション”へとつなげる仕組みをどう設計するかが求められました。

    みんなの介護公式LINEアカウント

    まずはSQLを活用して、過去ログの分析からスタートしました。仮説とターゲティングが明確化された上で、公式LINEアカウントへの登録誘導や、メールアドレスによる会員登録導線の再設計といった施策を構築。ABテストを通じて文言やタイミングを微調整しながら、開封率やクリック率といった指標を日次で確認し、翌日には改善策を投入するという高速PDCAサイクルを実現しました。

    この取り組みを推進する上で、特に強く感じたのが、クーリエにおける「経営との距離の近さ」です。役員陣との定例MTGが設定されており、そこでは現場の状況をリアルタイムで共有し、意思決定が即時に行われます。たとえば、「LINEの登録遷移率が低下している」という報告に対して、その場で新たなキャンペーン導線の案が経営側からも出てきて、当日中には実装がスタートする。こうしたスピード感ある連携に、最初は驚きました。

    さらに、ナーチャリング施策はCSチームやプロダクトチームとも密接に関係するため、他部署との調整も日常的に発生します。複数のタスクが並行するなかでも、経営との距離が近く、心理的ハードルなく相談できる文化があるからこそ、調整や合意形成が驚くほどスムーズに進みます。

    ただの「再アプローチ」ではなく、ユーザー視点とデータを融合し、経営レベルでの意思決定に基づいて動かしていく──。この経験を通じて、単なる広告施策の設計者から、「マーケティングと事業をつなぐ実行者」へと進化する手応えを得ることができました。

    主体性とチャレンジ精神が評価される環境

    今後はどんなキャリアを描いていますか?

    目先の目標としては、現在のナーチャリング施策をより高精度なユーザー体験設計へと昇華させ、LTV向上に貢献していくことです。

    その先には、チームのマネジメントを担う立場に早期に就き、戦略立案と育成の両輪を回していくことを目指しています。

    将来的には、自身で事業を立ち上げることも視野に入れています。そのためには、今のクーリエで経験できる「事業全体の視点」「オーナーシップを持った施策実行」こそが、何よりの財産になると感じています。

    人生は一度きりですから、自分の可能性に限界を設けず、どこまでいけるのかチャレンジし続けたいと思っています。それが起業という選択肢にも繋がっているのかもしれません。

    クーリエで働く醍醐味はどんなところにありますか?

    クーリエは、単なる広告運用の現場ではなく、事業成長の中核を担うマーケティングの実践舞台です。もし、これまで培ってきた広告運用の経験を、より本質的な価値創出に結びつけたいと考えていれば、ここにはその挑戦を歓迎する土壌があると思います。

    特に、1stパーティデータを活用したリアルなユーザー分析に興味がある方には、非常に刺激的な環境です。単にレポートを見るだけでなく、自分の手でSQLを書いてインサイトを抽出し、実際の施策に反映させる──そんな“実戦力”が日々求められます。

    また、戦略を語るだけではなく、自らの手で施策を設計し、実行し、検証する──そうした「提案から実行までを一気通貫で担いたい」という志向の方にとって、クーリエは理想的なステージだと思います。正解がない中でも、課題を自ら見つけ、仮説を立て、周囲を巻き込みながら前に進んでいける“自走力”が、何よりも価値として評価されます

    最後に、こんな人にクーリエをおすすめしたいというメッセージをお願いします!

    クーリエはマーケティングにリソースを積極的に投下している会社です。事業規模や広告を運用している媒体数を考えても、ここまでマーケティングに注力してインハウス運用を実現している組織は珍しいのではと感じています。若手であっても大きな裁量を持ち、経営視点に近い場所で意思決定に関わることができます。

    「経験がないから」とためらう必要もなく、私自身もSQLも知らない状態からこの世界に飛び込み、仲間の支援を受けながら実践力を磨いてきたように、クーリエにはゼロから挑戦する人を全力で後押しする文化があります。

    「広告運用のプロフェッショナルとしてさらにステップアップしたい」「マーケティングで事業を動かす力を身につけたい」と考えている方には、ぜひクーリエをおすすめしたいですね。間違いなく、その熱意に応えてくれる場所です。

    とにかくチャレンジ精神旺盛な組織なので、自分から積極的に提案して手を動かせる人、自走できる人には向いていると思います。

    何より、クーリエで働く一人ひとりがサービスに対する愛着を持って、そのサービスをもっと良くしていこうという熱量を持っています。
    ぜひ、その一歩を踏み出してみてください。

  • MBAよりも実戦?やりたい仕事は自ら掴み、裁量が成長を加速する。1年で業界1位のSEOを実現させたWebマーケティングチームの話

    MBA取得より魅力的?圧倒的な裁量が手に入る環境で成長を続ける。

    ーまず皆さんの入社経緯を教えていただきたいです。タヌマさんは制作会社からの転職ですよね?

    タヌマ:はい、はじめはグルメ本や温泉情報誌、旅行雑誌の編集をしていました。

    納品のたびに良いものを作ったという実感は持つことができた一方、より貪欲にユーザーの求める情報を追求したいと考えるようになったことが、作った後もブラッシュアップできるウェブの世界へと移った理由です。

    ウェブ制作会社では、ディレクターとして、みなさんが街中で見ているであろう飲料系サイトや、複数言語を展開しているとある業界トップ企業のサイトのリニューアルを行ったりと、自分の関わった制作物が世に公開されることにとてもやりがいを感じていましたね。

    ただ自分のスキルや経験値が上がるにつれて、今度は次第に「丁寧に良いものを作りこんでも、人を集めないと作った意味がないな」と感じるようになり、制作から集客まで一貫して対応できる事業会社に行きたいという気持ちを持つようになりました。

    とはいえ長らく制作現場にいたからこそ、自分で何か作る業務も手放したくなくて・・・

    ー欲張りますね(笑)

    だからこそクーリエを見つけられたわけです(笑)

    事業会社でも自社でエンジニア・デザイナーを抱えていて、プロダクトの制作・品質改善・効果測定を外部に丸投げなどせず、ガッツリと案件に関わることのできる会社を探していました。

    今は実際にディレクション・SEO・コンテンツ編集・裏側のシステム開発と幅広い業務を行っていて、「制作会社から事業会社への転職」という点で思っていた以上に成功したと感じています。

    ー「クライアントワークから事業会社への転職」については、コンドウさんも一緒ですね。

    コンドウ:私はWeb集客コンサルティング事業を行う企業で、Google Analyticsやサーチコンソールを用いたデータ分析と顧客提案を行っていました。

    Webマーケティング領域の知見を深めながら、同時にどうサービスに活かしていくかを常に考えられる仕事にチャレンジしたいと考え、大規模なサイトを持つクーリエで挑戦することを決めました。

    ートミタさんとアリムラさんは未経験からマーケティングのポジションに抜擢されたと聞きました!

    トミタ:はい、20代前半から事業会社のマーケティングにチャレンジできる求人は意外と少ないですよね。

    前職の内装設計デザイン会社での経験から定量分析が得意だったこと、不足点を洗い出しながら学習を繰り返して成果に結びつける粘り強さにも自信があったおかげで、チャンスを掴みました!

    今後は動画や画像の編集スキルも習得して、サービスを必要としているユーザーに届けるあらゆる手法を学びたいと思っています。知ることで、今後もっと自分から積極的にアイディアを出せるようになると思うので。

    アリムラ:私はネット型リユース事業を運営する企業で働いていて、マネジメントポジションか転職か、迷っていたタイミングでスカウトメールをきっかけにクーリエを知りました。

    実は当時、MBA取得のため大学院進学を目指していて、学業と仕事を両立できる環境を探して転職を決めたのですが、クーリエでの出会いによってキャリアビジョンが変化してしまいました(笑)

    長期的には起業を視野に入れていることに変わりないのですが、今はMBA取得よりも、クーリエの役員陣に学びながら、ビジネスの現場で貪欲に成長したいと考えています。

    ーそれは嬉しい変化ですね!確かにマーケティングチームの皆さんは役員直下での仕事が多いと思いますが、他の方もクーリエ役員陣との日頃のやり取りで感じることがあったら教えてください。

    トミタ:Googleカレンダーが埋まっていて、各部署進めたいことが多いがゆえにMTG時間の取り合いが発生していることがたまに・・・

    コンドウ:ありますね(笑)。こちらもせっかくの時間を有効活用しなければ!と身が引き締まる思いですが、そんな中でもとことん話し合う機会をいただいているなと感じます。

    プロジェクトを進めていると「そう考えるのか!」「そこまで意識してみているのか!」という着眼点の違いに気づかされ、毎日が学びの連続です。

    アリムラ:私は決定のスピード感に驚きましたね。合理的であるだけではなくて、連続的もしくは非連続的な成長を見据えて、決断をゴールではなくスタートや通過地点と捉えているからだと思います。

    タヌマ:仕事上の話だけではなくて、メンバーの成長にも暑苦しいくらい(笑)。向き合ってくれる印象です。

    ルーティンワークの継続ではなく、業務の仕組み化を考えることが社員のミッションなので、常により高度な戦略や仕組みを考える頭脳労働に集中できる楽しさもあるのですが、当然壁にぶつかったり、いろいろな感情が出てくることもあるんですよね。

    腹を割って話し尽くしているなと思います。

    全体最適への挑戦。サービス改善やデータ分析基盤の内製化まで、マーケティングチームの職務は広い。

    ー業界1位のSEOを実現したと聞きました。みなさんの活躍についても教えていただきたいです!

    タヌマ:そう表現するとキラキラしたIT企業のようですが…(笑)

    デジタルとアナログの組み合わせでサイトの成果を向上させるためにマーケティング施策を打っても、必ずしも想定する結果が得られるわけではないんです。

    実際は「やれることはやり尽くした」という状態から、それでもどうにかするための施策を絞り出す、けっこう泥臭い作業の連続だったりします!

    私は主に既存事業である『みんなの介護』と新規事業『みんなの介護求人』を横断したSEOの計測・施策検討・実装・効果測定までを一貫して担当しています。

    Googleへのインデックス数を増やしたいのか・特定のページの順位を上げたいのか・ユーザーのサイト内の行動を改善したいのか、、などなど、目的やサイトのフェーズから打つべき施策を考え抜き最短で実装できるよう動いています。

    常にSEOに関する施策の難易度は上がっていますし、その中で狙ったとおりに成果が出たときは、個人的にもかなり嬉しいですし、ノウハウを蓄積し他サービスへの展開も行えるため、会社としても大きな資産になりますよね。

    コンドウ:私はUI/UXの改修を主に担当しているのですが、「できる限り少ない工数で、よりインパクトの強い改善を提供していく」ことは、タヌマさんと同じく重要視してます。

    日々様々な施策・プロジェクトが同時並行で動く中で、一度改修をしても終わりではなく、リリース後に改めて見えてくる改善点もあるので、常に最善のUI/UXがどのようなものかを追求しています!

    他にもweb広告の運用や、社内システムの改修なども受け持っているので毎日大変ですが、CPAだけでなく、顧客離脱率の改善など、ビジネスの成長に貢献したくてクーリエに入社したので、充実していますね。


    アリムラ:私は『みんなの介護求人』のアプリ開発を担当しています。11月10日にApp StoreとGoogle Storeにリリースしました!

    ー入社3か月でアプリリリースを経験!

    アリムラ:はい!リリースまでの開発、実装の過程では、開発の知識がなくて苦労したこともあり、最近はその反省からアプリとWeb、サーバー間での情報のやり取りについて勉強をしています。

    新規会員獲得のために、デザイナーやエンジニアの方々に意見をもらいながら従来とは異なる施策を導入して成果を出すことができたのも成功体験ですね。

    ートミタさんはオフライン広告のクリエイティブ制作のディレクションを担当されているそうですね。

    トミタ:はい、街中で目にする広告の制作に自分が携わるなんて、クーリエ入社前は想像していなかったです。

    OOH(OUT OF HOME:屋外設置される広告)は、高いリーチ力や時間制限のなさ、一対多のコンテクスト媒体なので、プライバシー時代において他の広告プラットフォームと同じ課題に直面していない点が強みです。

    効果測定を行いながら、よりサービスを必要としている方に『みんなの介護』『みんなの介護求人』を届けられるよう、より精度の高いセグメントに対して効果的なマーケティングを実現していきたいです。

    SQLスキルは標準装備!データとは、数字ではなく顧客の声である。

    ー皆さんのサービスへの想いが伝わってきます。

    タヌマ:各メンバーが仕事を「自分ごと」として捉えていると思います。業務を自分ごととして捉えられていないと、プロジェクトのスピードは遅くなるし、仕様の精度が落ちるしバグも増えるんです…。

    トミタ:正直あまり意識はしていなかったかもしれませんが…。裁量が大きいので、自然と時間を浪費せずに思考することやディレクションの方法など、スピード感やアウトプットの質にこだわることが習慣づいたように思います。

    アリムラ:私はアプリのリリースまで任せてもらったこともあって、純粋にサービスに対する愛着が強くなりました。そうなるとユーザーの利便性向上のために、今あるサービスをより良く進化させたくて仕方なくて。

    コンドウ:『みんなの介護』は既に多くの方に利用していただいてることもあって、サイト内でのユーザー動向を見ることが出来たり、お客様の声という形で課題が表面化する機会もあります。

    今後はそういったユーザーニーズや動向をさらに知り、いかにサービスに落とし込むかが重要になってくると思います。

    アリムラ:個人的には、『みんなの介護求人』も、もっと知名度を向上できると思っています。テレビCMなどを打ち出していますが、他社の追従を許さない「絶対的ポジション」を獲得したいです!

    ークーリエに入社してから得られたスキルはありますか?

    コンドウ:サイトや社内システムの改修をする中で、データベースから該当するデータを探しにいくことが増えたので、SQLを使えるようになりました。あとは、自身のタスクを時間単位で把握し管理する能力も、以前と比べるとあがってきているかなと感じています。

    タヌマ:クーリエは多くの顧客や老人ホームの情報、膨大なトランザクションデータを保有しているので、マーケター以外にも、SQLで必要な情報を抽出できるメンバーは多いですよね。

    トミタ:マーケティングチームですと、リアルタイムに最新情報を収集しながら、顧客行動を時系列で分析して、タッチポイント毎の最適化を実現しなくちゃいけないので、さらに高いレベルで分析能力が求められますね。

    アリムラ:そうですね。私もクーリエに入社してSQL千本ノックを受けたおかげで、今では入社前に苦手意識があったことも嘘みたいに(笑)ツールを使いこなせています。

    コンドウ:どんなスペシャリストでも、まずはデータ(=顧客の声(VoC))を確認する文化はクーリエの良いところです!

    ー最後にタヌマさん、マーケティングチームには「こんな方に入ってほしい!」という条件はありますか?

    タヌマ:例えば何かの調査を依頼された場合に、どんなアクションをとるか想像してみてください。

    結果だけを提出する

    結果から次の施策を考えて提出する

    結果から次の施策を考え、何時までに対応可能かスケジュールに落とし込んで提出する

    どうでしょう?クーリエ向きなのは間違いなく③タイプの方です。

    裁量があるということは、成果を上げるという点でも、自分自身の成長ややりがいという点でも、自分でビジネスを動かしていく主体性が非常に強く求められるということです。

    「任された仕事は、最後まで自分が責任を持って動かしたい」という方!

    ぜひクーリエで、本当に良いと思うものを自分たちの手で作りながら、世の中に広めていきませんか?