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「言われるがままの実装」ではつまらない!開発者のオーナーシップがCI/CDを実現しプロダクトの成長を加速させる。

2023年7月10日
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この記事に登場する人

  • アライ

神奈川県横須賀市出身。これまでテストエンジニア・アプリ制作・メンテナンス(PHP、Javascript)等を経験。クーリエではフルスタックエンジニアとして活躍の幅を広げている。「特技は大学時代サークルで習得したジャグリング」という意外性の持ち主。今年は育休取得し、妻と二人三脚で育児に挑戦。

開発者である父の背中を追いかけて

アライさんがエンジニアになったきっかけは?

父がモビリティ×ITの分野で設計のためのシステム開発をしていたこともあり、幼少期からの憧れもあってエンジニアを目指すことにしました。

・・・と話せば綺麗なエピソードですが、実は新卒の就職活動では最初は営業職を受けていました。コミュニケーション能力は高い方だと自負していたのですが、悲しいことにことごとく不合格になりまして(笑)どうしようかと悩んだときに、幼いころから父の影響でPCを触る機会が多かったこともあり、改めてエンジニアという道に進もうと決めました。

そんな経緯だったとは(笑)クーリエに入る前のご経験についても教えてください。

はじめはテストエンジニアからスタートしました。

あるとき効率が悪いなと感じていた作業をマクロを組んで自動化したら周りの人にすごく喜んでもらえたんです。「自分のアイディアを形にすることができて、チームの成果に貢献できる仕事にもっと挑戦したい」と考えるようになり、開発エンジニアへと転身しました。

次に入社した企業で参画した教育ICT化のプロジェクトでは、ActionScriptによるFlashの改修作業や、ReactとTypeScriptでcanvasから画像生成するWebアプリの開発などを行っていたのですが、新機能の追加や既存機能の変更が頻繁に発生するので、迅速なリリースを実現するためにもテストエンジニア時代の経験が非常に役立ちました。

アライさんがクーリエに入社した理由は?

やりがいを感じると同時にもっとWebサービスの開発全体に携わりたい気持ちが高まっていた中で、受託開発から事業会社への転職を決意し、エージェントの紹介でクーリエを知りました。

理由は、第一に事業や組織のフェーズからキャリアが広がりそうだと感じたことです。業界特化型のプラットフォーム事業として成長しているので、今後ユーザーのニーズに応えるためにサービスとデータベースの境界線を適切に見極めて、独立した開発やデプロイを可能にしていくことも必要になると思います。開発組織が大きくなることを想定し、コードの可読性を上げたり、自動化を進めたり、エンジニア視点でROIを考えることも求められるでしょうから・・・やりがいのある挑戦になりそうだと思いました。

組織におけるエンジニアチームの役割も重視しました。「言われるがままの実装」はつまらない、事業を成長させる一人として他部署とコミュニケーションをとることができるのか、アイディアを共有することができるのか、面接で色々な企業のエンジニアの方と実際に話す中で必ず確認をしていました。クーリエでも一緒に働くことになるメンバーとリアルな話ができたので、具体的なイメージをもって入社を決めることができました。

「普段こんな環境で仕事をしています!」(カメラマン:奥様)

DevOpsとROIをエンジニア視点で考える

実際に入社しての雰囲気や、今担当しているプロジェクトはいかがですか?

はじめはフロントエンドエンジニアとして「みんなの介護」や「みんなの介護求人」のDOMやスタイルの調整を担当していたのですが、今ではデータベースの変更が含まれるような案件も、フルスタックエンジニアとして任せてもらっているので、以前より広い視野でより効率的・効果的な手段を選択したり、建設的に議論ができるようになったと感じています。

たとえば機能実装をする際ですが、PMやPLは実装によって実現できることや目的を追求し、開発するエンジニアはプロセスや手法を考えながらシステムを構築していきます。テストエンジニアは「機能が要件通りに実装できているのか」、可用性だけでなく将来の拡張を見据えたリソースの余力や保守性、信頼性などあらゆる観点から実装における「完了」を定義することを考えていきます。

ユーザーやプロダクト、日々のオペレーションを支えるメンバーとも距離が近いので、設計から一貫して開発に携わる中で、様々な観点で開発について考える機会が増えていく面白さがあります。

開発のリソースを今どこに向けるのか、優先度や最善の方法を判断していくためにも、立場が異なるメンバー同士がオープンに会話ができる環境があることはとても重要ですよね。

個人的には、これまでのキャリアをいかしてテストの自動化をリードしていきたいです。

CI/CDツールを導入する企業も増えているようですね。

システムやサービスも、ユーザーからのフィードバックを受けてスピーディに変化していくことが求められる時代なので、DevOpsな体制づくりやアジャイル開発といった手法で、小さな反復開発を行いながら変化や改善を「当たり前化」する必要があるんです。

テスト自動化の重要性が増しているのはこういった背景もあります。

クーリエでも運用(Ops)チームから上がってくる報告の中には、Jenkins等のCI/CDツールを活用することで、自動テストを実行して、属人化やエラー時の対応遅れを防ぐことができるものも多くあります。

今後のシステムの規模を考えても、人の手で全てを管理・メンテナンスすることには限界がありますし、どうやって生産性をあげながら品質を担保するのか、エンジニア視点で考えていきたいです。

テストの自動化を実行することによる開発上のメリットは多いんです。テスト駆動開発のためにエンジニア自身が自動テストを書くようになると、テストのしやすいプログラミングへの意識も高まるので、コードの可読性向上にもつながります。ROIを算出したり、タスクの優先度を判断する過程で、事業に対する解像度も自然と上がります。

バックエンド、フロントエンドの垣根をこえて、新しい技術に貪欲な開発メンバーの仲間と課題を解決していきたいと思っています。

「ポジションを越えた建設的な議論」の土壌は自分たちでつくれる

クーリエの開発組織にはどんなメンバーが多いですか?

「各役割を持った者が健全に会話をしながら何かを決定できるような組織で活躍したい」と考えてクーリエに入社しましたが、周りの皆さんも情報感度が高くて、知見をみんなに共有するという考えの持ち主が多いです。

優秀な外部パートナーとの協働も増えてきた中で、アーキテクチャ全体を俯瞰的に記述したドキュメントを作成したり、サービス全体で共通して使われている情報については一箇所にソースをまとめたり・・・ぜひエンジニア同士、アイディアをキャッチボールできるように透明性をあげるための取り組みも優先度をあげていきたいです。

「ユーザーに提供できる価値としっかり向き合いたい」「エンジニアとしての意見を求められる環境で活躍したい」という方がいたら、事業や組織のアップデートに挑戦する仲間としてぜひ加わっていただけたら嬉しいです。

実は今月から育休を取得予定なんです。親になるという初めての体験への不安や、一時的に開発から離れる寂しさもありますが、それ以上に戻ってきたときのクーリエがどんな変化を遂げているのか、正直楽しみでもあります。

プライベートもこれから挑戦の連続になりそうです・・・

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