
解像度の高いセールストークの型化で“営業の科学“を推進。キャリアコンサルタントが追及する人と組織のベストマッチ
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マツガミ
マツガミ
医療福祉専門の人材紹介会社から医療法人の事務長補佐を経て、「キャリア形成支援に特化したい」という思いからキャリアコンサルタントとしてクーリエに入社した。現在は求職者一人ひとりのニーズに寄り添い、最適な介護職場とのマッチングを実現。デジタル化された環境で得た業務改善力と医療福祉業界の知識を武器に、常に知的好奇心と高い情報感度を大切にしながら、組織づくりにも貢献している。
業務範囲が広がる中での葛藤
前職ではどのような仕事をされていたのですか
前職では都内12カ所ほどの皮膚科クリニックを運営する医療法人で事務長補佐として働いていました。以前、医療福祉専門の人材紹介の仕事をしていた経験から医療分野に興味を持ち、未経験でもチャレンジできることがあればと思い入職を決めました。
最初は現場で受付業務を経験しながら医療業界の知識を深めたのち、立ち上げ責任者を任された新規クリニックでは、業者とのやり取りやスタッフ採用なども担当しました。法人の人事業務がメインでしたが、医療機関ということもありさまざまな業務を幅広く経験しました。
転職を考えるようになったきっかけは何でしたか?
前職では人事の範疇も含めて担当していましたが、業務範囲が多岐にわたりすぎていたことから、人材分野の仕事に特化したいと思ったのが転職を考えるきっかけでした。
また、前職の医療法人も、前々職の人材紹介会社も、紙ベースで求職者情報を管理するなど、アナログな業務環境が多く、非効率だと感じることがたびたびあったんです。
転職を決意してからは、これから社会的ニーズが増えていくヘルスケア業界であれば今後も成長できるのではないかと考え、福祉業界やそれに近い分野での転職活動を始めました。
前々職の人材紹介会社で福祉部門の立ち上げと責任者をしていた際に、介護職の方に求人提案を行うため介護施設運営法人を調べていたので、他業界よりもなじみがあった介護施設に関心があったんです。
また、現場の職員の事を理解している自負があったのも介護施設に興味を持った理由の一つですね。

クーリエを選んだ理由について教えてください
最初は介護施設を運営している会社に絞って転職活動をしていて、いくつか内定をいただいていたんです。しかし、改めて考えると、施設運営法人の人事業務1本で働き続けた場合、いつか手掛けられる仕事の広さや深さが頭打ちになるのではないかと感じるようになってきました。
業界全体で見ると、もちろん高齢者が増えることによって規模は拡大すると考えられますが、一方で、現場の人間が枯渇していることによって施設運営がうまく回らない可能性を懸念していました。
であれば、より根本的な人材不足を解決できるようになりたい。そんなタイミングでクーリエの求人を見つけたんです。
これまでの経験も活かせるので人事のポジションも検討したのですが、クーリエが求人事業を通してヘルスケア業界の人材不足の解消に力を入れていることを知り、キャリアコンサルタントとしての新たな道にも挑戦できるのではと思いました。
そして、クーリエでは、数字やデータの蓄積を高いレベルで可視化できる環境が整っていて、効率的の働けることで成長機会も多いのではないかという期待も大きかったですね。
効率化を図る環境
入社後の取り組みについて教えてください
現在の業務は、キャリアコンサルタントとして、「みんなの介護求人」に登録している求職者一人ひとりの希望や経験をヒアリングし最適な求人を提案することです。面接対策から就業後のフォローまで一貫して担当しています。
2020年度の介護労働安定センターによると、介護職に就く前に介護・福祉・医療とは別の業種で働いていた人は、全体の62.1%にものぼります。

そういった、未経験でヘルスケア業界を希望する求職者であっても安定して働いていただけるように、クライアント側とも連携を取りながら、双方にとって満足度の高いマッチングを目指しています。
入社後は、前職までの経験に加えて、精密に顧客データを活用するためのスプレッドシートの活用やKPI管理など、これまであまり触れる機会のなかった技術も実践的に学ぶことができました。デジタルリテラシーとヘルスケア業界の知識を組み合わせて成果を出していくのはやりがいがありますね。
特に成果をあげられたのは、キャリアコンサルタントのトークオペレーション精緻化です。
以前は成果を上げる型化された方法が確立されておらず、チームメンバーがそれぞれが各々の営業スタイルを模索している状態でした。私は前職で培った福祉職への業界知識を活かして入社後から一定の成果を得られていたので、ナレッジ共有に取り組むことにしたんです。
具体的には、再現性のある仕組みを整えることを目的として、自分自身のナレッジを「トークスクリプト」という具体的な形でチーム内に共有しました。求職者へのヒアリング方法や求人提案の仕方、クライアントへの求職者紹介など、各種ステークホルダーとの折衝に用いるあらゆるトークの型を作成しました。
とはいえ、単にトークを型化するだけでは、現場に定着しないのは明白でしたので、実際の営業活動の中で自分が作成したトークスクリプトが活用されているか常にモニタリング~コントロールし、結果としてチームメンバーの成果創出を実現することに成功しました。
この取り組みを通じて、新人でもベテランでも一定以上の成果を上げられるような営業の骨組みをつくることができたと自負しています。一般メンバーの立場でも、将来的なマネジメント業務を見据えてチームのボトムを上げる体制づくりにも取り組める環境にやりがいを感じています。
クーリエで働く魅力とやりがいを教えてください
入社前に期待していた通り、クーリエはデータや数字の蓄積・活用が非常に洗練されています。これまでの職場とは次元の違う業務環境で、効率的に仕事ができるのは大きな魅力です。
また、やはり求職者の方から「ありがとう」と言っていただけた時にやりがいを感じます。ヘルスケア業界で働きたいけれど、どうすればいいのか分からない方も多いんですが、そういった方々の希望や経験をしっかりヒアリングして最適な職場を提案できたときは、少しずつですが、ヘルスケア業界の人手不足解消に役立てているように思えます。
一方で、「みんなの介護求人」のサービスや求人内容などはまだ成長過程にある部分もあります。でもそれはむしろポジティブに捉えていて、組織を土台から一緒に作っていける喜びがあるんです。自分が関わることで少しずつ良くなっていく実感があり、それも大きなやりがいの一つになっています。
マッチング精度向上のための仕組みづくりへの挑戦
今後の取り組みたいことやキャリアビジョンについて教えてください
今後は、キャリアコンサルタントとしての業務を続けながら、より多くの求職者とクライアントのベストマッチを生み出すための仕組みづくりにも携わっていきたいですね。
例えば、求人票の質を高めるためのテンプレート提案や、「みんなの介護求人」登録者への最適な求人案内方法の開発など、マッチング精度を高めるための施策に取り組みたいと考えています。
また、クライアントの採用事例を社内で共有して再現性を高める仕組みづくりも重要だと思っています。
クーリエが掲げる10valuesの中で私が特に大切にしているのは「知的好奇心と高い情報感度」です。日々の業務の中で思考停止することなく、常に「なぜ?」と考え、より良い方法を模索する姿勢が大切だと感じています。

将来的には自分のマネジメントスキルも高めて、チームマネジメントにも挑戦していきたいですね。
クーリエは個人の成長を後押しする多様なキャリアパスがあり、声を上げれば新たなプロジェクトへの参画や他部署への異動など、挑戦の機会が与えられる環境があります。
PDCAの徹底やその仕組み化、データハンドリングの経験など、ビジネスマンが身につけるべきリテラシーも高レベルで養えると感じています。
最後に、キャリアコンサルタントを志望する方に向けてメッセージをお願いします
クーリエは、スピード感のある企業でありながら、チームとして支え合い、成果に向かって一緒に走れる仲間がいる職場です。日々の業務を通じて、自分の強みや可能性を発見できる環境が整っており、挑戦を後押ししてくれる体制も整っています。
クーリエに向いている人は、自ら考え主体性を持って動ける人だと思います。変化のスピードが早く、仕組みや方針が常にアップデートされる環境の中で、自分で仮説を立てて行動し、結果を振り返って次に活かせる柔軟性が求められます。
受け身ではなく、自ら価値を創りにいく姿勢がある人が活躍できる会社だと感じています。
今までの経験を活かしつつ、新しい知識やスキルをどんどん吸収していきたい方にとって、クーリエは最高のステージになると思います。少しでも興味を持っていただけたなら、ぜひ一緒に働きましょう!